【荏原ポンプ新機種】 40BNAMG2.2L に交換工事

目次
エバラフレッシャー3100NEO BN-MG型
2023年中旬に販売が終了した荏原ポンプの給水ユニットBNAMG・BNBMGシリーズが2025年より販売が再開されました。
新しくなった次世代型給水ユニット
オールクイックでは従来型の(BNAMG型・BNAMK型)両方の機種をかなりの台数取付ました。特にMG型は軽量&コンパクトでしたので自社スタッフの中でも高評価でしたので販売が終了になった時は非常に残念でしたが、2025年待望の販売再開!早速新機種を取り付けてみる事にしました。
工事事例紹介の前に従来機種の機能を継承しつつコンパクト化された新機種を簡単に紹介したいと思います。
コンパクト化で設置工事が快適。

まず大きく変わったのが従来型の黄色点線部分が新機種では無くなりました!従来品のこのボックスはベースから60mm出ていました。左右両方だと120mm出っ張りが有りましたのでかなり邪魔でしたがこれが無くなったことで、従来品では設置できなかった極狭スペースにも設置が可能になります。見た目もすっきりして良くなりました!
寸法は下記の様になります。(横幅寸法)
●従来型 650mm
●新機種 530mm
※制御盤扉開閉スペースは別
極狭スペースでも施工快適

フレッシャー3100(BNAME・BNBME型)では困難だった極狭スペースへの設置工事もBN-MGならコンパクトなので設置がしやすくなりました。地下ポンプ室のハッチ等の開口が600mmx600mmあればユニットを分解せずに搬入する事も可能です。
重量は以下の通りです。
・荏原製作所 40BNAME2.2N 131Kg
・荏原製作所 40BNAMG2.2L 106Kg
★40BNAME2.2Nより25Kg軽くなってます。
現場に合わせてレイアウト変更

吐出方向はポンプ上部からみて左右に2方向で、現場で相フランジを交換するだけで方向を変える事が出来ますが、せっかくポンプの横幅(W530mm)を小さくしているのにフランジから配管を取り出すと配管が出っ張るので、個人的には赤矢印方向にもフランジがあれば便利だと思います。
制御盤の向きも現場で3方向に変更する事も可能です。
※1 右方向に変更するには圧力タンクと制御盤の位置を変更します。
構成機器
給水ユニットと制御盤内部の構成機器です。
特別付属品には、防振架台、遠方監視器、ラバーヒーター、吐出し方向変更用曲管があります。従来型には無かった屋外カバーが追加されましたので、屋外に設置する事も可能になりました。
施工事例
既設ポンプ撤去
既設の給水ユニットは荏原製作所40BDRMD2.2です。階段下の狭いスペースに設置してある為、設置、配管工事の施工性が悪い事と設置後のメンテナンス性も悪い為BN-MGを設置する事にしました。
新規ポンプ設置・配管工事
既設が荏原ポンプの給水ユニット(BNシリーズ・BIシリーズ・BDシリーズ)であれば、基礎ボルトは再利用できるので楽です。配管工事はスペースが狭い為鉄管(VLP-VB)での施工です。※1 最短寸法で配管しても壁ギリギリでした。
工事完了
両サイドの有効スペース(左130mm/右120mm) 広くなってメンテナンス性も向上しました。

このBN-MG型は重量は軽くコンパクトなので階段下、間口の狭いポンプ室、貯水槽下等で活躍しそうな給水ユニットです。
個人的にはBN-MG型の増圧ポンプ(ブースターポンプ)も商品化して欲しいと思います。